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逃げ上手の若君の吹雪の裏切りは何話?なぜ裏切ったのか過去も検証!

エンタメ

「逃げ上手の若君」に登場する吹雪は、主人公の北条時行が、鎌倉幕府を復活させるために作った郎党「逃若党(ちょうじゃとう)」に初めて、自分で郎党に招き入れた人物です。

時行は戦術にたけ、二刀を使いこなし武術の腕も高く教授が得意、困っている幼い子を放っておけなくて情に厚い、そんな人柄と技術に惚れ込んだのでした。

唯一の難点は、お腹が空くと力が出なくなり、そして大食いなのでコストがかかる!(笑)

時行と敵対する足利の出身という負い目から自分の出身を言い出せずにいた吹雪の告白を聞いても、動揺・怒り・軽蔑など一切なく、過去もひっくるめて自分を受け入れてくれた時行との信頼関係は絶大だったはず!

そんな吹雪が裏切りをするなんて簡単には信じられず、目を疑ってしまう人も少なくなかったのでは!?

吹雪は、一体何話で時行たちを裏切ったのか?

なぜ裏切ったのか、吹雪の過去を検証することで納得いく理由を見いだせるのか?

温厚で優しくて素直な時行の周りでは、もう「裏切り」なんて二度と起きて欲しくない!

そんな切ない思いでストーリーを見守っていたのですが、一方で、吹雪は裏切るんじゃなかろうか…そんな予想を持っていた鋭い方もいたみたいですね。

今回は、逃げ上手の若君の吹雪の裏切りは何話なのか?

なぜ裏切ったのかを吹雪の過去も検証しながらご紹介していきたいと思います♪

 

逃げ上手の若君の吹雪の裏切りは何話?

吹雪が時行たちを裏切る(寝返る)のは、第106話です。

どの瞬間かというと、中先代の乱(なかせんだいのらん)で宿敵の足利尊氏が窮地に追いやられた時です。

尊氏がもう戦うしかないと覚悟を決めたように見えた瞬間、相手の北条軍の兵1万人以上が一斉に降参し始めたのです。

その中の一人に吹雪がいたのですが…

いつもの知的で冷静な姿とは異なり目はうつろで、時行の呼びかけも耳に入らず正気ではない様子でした。

実は、尊氏の前に相手の兵が一斉に降参したという歴史上の記録がいくつも残っているのですが、その理由が「不明」なのです!

逃げ若では、これを尊氏の「神力(しんりょく)」とし、読者の想像をはるかに超えるような強烈な絵としての描写で、人間なのか、化け物なのか、怪獣なのか分からず、一つの身体からいくつもの顔を目と口がいびつな形で生えている(普通に「ある」とは言い難い!)、何かに例えて言えないくらいの不気味さに溢れて言います。

結果として、この戦いでは足利軍の勝利に終わりました。

 

諏訪頼重の神力を越える足利尊氏の「神力」とは?

この「神力」、実は時行の才能を見出し、鎌倉を取り返すために残りの人生をかけて育て、支えた諏訪頼重にも備わっているとされています。

中先代の乱では、頼重の神力によって足利軍の統率が取れなくなりめちゃくちゃになっていました。

つまり、「神力」とは、当てられると理由もなく惹きつけられ、さらには中毒性があるものなのです。

そして、過去に当てられたことがあると、次からは自分の意思とは関係なくもっともっと強く惹きつけられてしまうというもの。

現代社会の何かにも似ていますね。

実は吹雪は、以前時行とともに尊氏の暗殺を謀った時に、初めて尊氏の神力に当てられていたのです。

また、中先代の乱が足利軍の勝利に終わったというとことから、尊氏の神力が頼重のものよりもはるかに強かったということがわかります。

 

裏切った後の吹雪の正体は直冬?高師冬?

尊氏の神力に当てられるという形で尊氏に降参した後の吹雪は、その実力を買われて高師直の猶子(相続権のない養子)となります。

というのも、吹雪はもともと足利軍の武士の養成学校出身であり、当時からの吹雪の戦いの秀でた才能が記憶に残っていたのです。

高師直は、少し前に猶子に迎えていた高師冬を失っていました。

吹雪はそのポジションになりすますという役をあてがわれたのです。

愛のある養子縁組ではなく、戦いの駒として利用されたということだったんですね。

それでも、自分の力を正当に評価されたい、その力を自分の主人のために生かしたいという吹雪の欲望は叶えられたのです。

ただ、もとの吹雪と比較すると、生気のある表情ではなく、冷静さを失って精神的に不安定な状態でいる時間が長いようなので、本当の意味でありのままの自分を受け入れてくれる居場所を見つけられたかというと疑問が残りますが…。

また、高師冬と元服名を与えられた時に吹雪は、「…何だろう」「やりたい事が…」「…あったような」と心の中でつぶやいていることからも、これから吹雪の心の中で何らかの動きがあるではないかと予想されます。

そしてついに146話では、仮面をつけて高師冬と名乗り、時行と対決することになります。

ここで、吹雪が寝返ったという事実が、時行たちに現実として突き付けられたのでした。

吹雪が降参した際、「冬」から連想して足利直冬(尊氏の次男)でなはいかという憶測が飛び交っていましたが、直冬ではありませんでしたね。

逃げ若のストーリーでは、もともとの高師冬には武士としての素質がなかったようで、記念すべき初陣(鎌倉幕府残党軍追討)で、軍馬に顔を踏まれるという悲惨な最後を遂げていました。

吹雪版高師冬は一体どのように力を発揮していくのか、吹雪自信の幸福度も、足利軍への貢献度も、尊氏や高師冬からの評価も目が離せません。

 

吹雪は歴史上実在の人物なのか?

「吹雪」という人物は、歴史上には見当たらず作者が作り上げた架空の人物です。

また、高師冬はというと、高師直の甥っ子を猶子にしたとのこと。

吹雪の設定は高家の遠縁にあたる下級武士の息子ということなので、史実に近いところがありますね。

そして史実では、高師冬が他界したのは鎌倉幕府の残党と戦った時でではなく、足利政権内の内乱の時となっています。

今後は史実と一致するのか、それとも正気になって時行サイドに戻ってくるのか、吹雪の運命が気になりますね!

 

逃げ上手の若君の吹雪の過去も検証!

 

 

 

 

 

 

 

あれだけ忠誠心を持っていた時行の制止の声が吹雪の心に届かなかった理由には、①神力の性質と②吹雪の過去という複数の要因があります。

①については先ほど述べたとおりですが、ここでは②吹雪の過去から形成される心理的な要因を検証していきたいと思います。

 

満たされない吹雪の幼少期

吹雪の父親は、足利の下級武士ですが、自分の力では出世できないこと、そして武士としての吹雪の才能を見抜いていたことから、躾という名目で自分の出世のために吹雪に対し、肉体的にも精神的にもひどすぎる鍛錬を強制していました。

昼間は足利学校で、帰宅後は父親からの休みない鍛錬。

吹雪はとうとう耐えられず、父親を他界させるという手段を選んでこの状況から脱出します。

そこからはまた孤独な日々で、(父親のことは大罪なので隠していたため)名もなき武士の出の若者を受け入れてくれるところはどこもなく、あてもなくさすらいの旅をしていました。

親から与えられるべき愛情や安心感を与えられず、絶えず生命の危機にさらされていた吹雪。

食事への執着が強くとにかくむさぼるように食事をたくさん食べる様子や、「寒い…」と震えながらいう姿からは、心が乾ききって常に飢えていることの象徴のように見えますね。

 

時行との出会い

精神的に満たされていない一方で、自分の幼い頃の姿と重ね合わせるからか、幼子が困っているのをほっとけず、物事を丁寧に教えるのが得意という一面がありました。

最初は誤解から敵対する形で出会った時行たちと吹雪でしたが、二刀使いという実力と巧みな戦術、教得ることが得意、そして優しい。

そんな功績と人柄に時行は惚れ込んで郎党に迎えます。

未来を視る神力があるといわれている頼重ですが、時々その力が全く使えない時期がありました。

時行から吹雪を仲間に入れたいと相談された時は、ちょうど頼重が未来を視る力が使えない時だったのです!

運命を分ける選択の時に未来を視れなかったと、頼重は最期を迎える直前に気が付くのですが、きっと悔やんでも悔やみきれなかったことでしょう。

ここからの吹雪は、自分の力を生かして使える主を持つことができ、時行の郎党の中で軍師となって戦略を立て、自らも戦力として戦い、やがて時行たちにとってなくてはならない大きな存在となっていきました。

 

吹雪に尊氏の神力が惹かれる理由

絶大な存在感をもった尊氏ですが、尊氏の神力を目にした時、

『無自覚の極悪』

『無邪気に生きているだけで人を狂わせ〇なせる』

とい言った吹雪の言葉が、尊氏の予測不能な行動とカリスマ性と性格を端的に言い表していると思います。

歴史上もっとも訳の分からない天下人と言われる所以ですね。

尊氏の神力に絶大なパワーがありましたが、それにあらがえなかった音は、やはり吹雪が過去に父親から受けた心の傷と、幼いころに満たされなければならなかったことが欠落していることによる精神的不安定さからくるものではないでしょうか。

時行を例に出すと、時行も父親に甘えられる環境ではなかったことは共通していますが、たくさんの人から愛情を受けて育ち精神的にも安定しています。

これが、父親との関係が良くなかったにもかかわらず、明暗を分けた二人の大きな違いです。

つまりは、吹雪の満たされなかった心の隙間に尊氏の神力は流れ込みやすく、不安定さからその力に吸い寄せられてしまったと言えるのではないでしょうか。

 

吹雪の裏切りが与えた影響は?

吹雪の降参により落ち込んでいた時行。

続けて頼重の最期でダメージを受けているはず。

しかし、父と慕った頼重の他界を機に、時行の瞳はますます輝きを増しているように見えます。

心に誓った二人の父の敵討ちという目標を明確に持って、なおも仲間との時間を楽しむことを忘れない時行からは、意志の強さと何が起きてもブレない芯の強さを感じます。

そんな時行に魅了されて、郎党たちはそばにいるのですね。

そして、トラブルやハプニングは全て時行の成長の糧にできるところも時行の最大の魅力ですよね。

歴史上の成功者とも共通しているなと思わずにはいられません。

時行が今の時代に生きていたら、上司にしたい人ランキング1位だったかもしれませんね^^♪

 

ストーリーの中での役割

吹雪の裏切りについて、改めて郎党の中で口にするものはいませんでした。

この時行の郎党のメンバーが、愚痴をいう事には意味がなく、それよりも今後の策を考えることが重量と考えていることが伝わってきます。

年齢が低いからと言って、幼いと侮れないどころか、大人が見習わなければならないくらい、成熟した考え方だと改めて思います。

吹雪を失ったことはダメージでしたが、それまで吹雪が担っていた軍師の役割を雫が、今まで享受された考え方や戦術を自分のものとして使いながら時行が、それぞれの良さを生かしながら、味方を付けながらさらに輝きを増しているように見えます。

ストーリーの中では、「吹雪」という優れた策略と戦術をもっている存在を、時行たちがいよいよ『卒業』したということなのですね!

この先どこかで吹雪と対峙するときはやってくるでしょうが、お互いどれだけ成長した姿で再会するのか見ものです☆

 

逃げ上手の若君の吹雪の裏切りは何話?なぜ裏切ったのか?過去も検証!のまとめ

 

 

 

 

 

 

 

「逃げ上手の若君」に登場する吹雪が、主人公である北条時行を裏切ったのは何話か?なぜ裏切ったのか?は、様々な要因があってしかるべき流れだったという事が分かりました。

時行との信頼関係は絶大だったはずの吹雪がの裏切りという事実はショックでしたが、自分にはどうすることもできない力に引き寄せられて裏切ったということ。

納得はしきれないですが、吹雪が悪意を持って裏切ったのではないというところでちょっとほっとしました。

逃げ上手の若君の吹雪の裏切りは何話なのか?

なぜ裏切ったのか?

を吹雪の過去の検証も交えながらご紹介してきました。

家族や親族を裏切という形で失ったにもかかわらず、ひたむきに、前向きに生き、さらに優しくたくましく成長している時行がこの後どのように活躍していくのか、ちょっと保護者のような気持で、これからもを見届けていきたいと思います♪

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